In Good Hands
モロカイ島東端にあるカワイカプ。ここの分水嶺を取り巻く滝やタロ芋畑、青々と茂った植物が、今後もモロカイ島に留まることになりそうです。MLT（モロカイ・ランド・トラスト）は先週、カワイカプにある神聖な土地、196.4エーカーを購入しました。
海岸線から高さ1,６00フィートの険しい山脈までを含むこの地域は、MLTのおかげで、今後開発の魔の手から逃れることになります。MLTの事務局長であるブッチ・ハーゼ氏は、今後MLTがこの土地の管理をしていく旨の発言を行いました。
「MLTが、今後この地域の管理をしていきます。また、カワイカプ住民から成るコミュニティ・コミッティを設置して、スタートアップ・マネッジメント・プランの作成に助力してもらう予定です」とハーゼ氏は語りました。
MLTは、この美しい地域元来の姿を回復させ、維持していくよう、他のコミュニティ・グループや学校にも働きかける予定です。OHA（オフィス・オブ・ハワイアン・アフェアーズ）は、MLTがこの土地の植物および考古学的観点からの事前調査を行うよう、資金を提供しました。またMLTは、苗床にある種を使い、この地域で在来種を育てるということも計画しています。
「この地域を永続的に保存することによって、これからの世代の人たちが、知識を持ってして土地を管理していくことができるでしょう」と話すのは、MLTの議長であり、モロカイOHAの代表者であるコレット・マシャド氏。
ハーゼ氏はまた、今までとは違った週末の過ごし方として、この地域で狩猟や採集ができるよう、正月以降に一般に開放する計画を話しました。ただ、この地域を使用する場合は、MLTから事前に許可（無料）を得る必要があります。
取引
MLTは、カワイカプの緑豊かなこの土地を購入するにあたり、約1,250,000ドルを支払いました。このような大きな金額を支払うことができたのも、マウイ郡およびハワイのDLNR（デパートメント・オブ・ランド・アンド・ナチュラルリソース）からの援助のおかげでした。
この土地の前所有者はであるグレッグ・ゴードン氏とトレーシー・ゴードン氏は、維持するのが困難になってきたということを理由に、この土地を手放したいと考えていました。8,500,000平方フィートもあるこの土地は、侵食、侵略種、動物被害に悩まされていたのです。
「より良い未来が必要であったこの土地に、MLTは、開発から土地を守り、それを維持していくという解決策を提案してくれました」と話す、グレッグ・ゴードン氏。
ゴードン氏は最初、地元の地域開発に携わる非営利団体、ケ・アプニ・ロカヒにコンタクトをとりました。そこで同団体は、土地の売却相手として最適な買い手を探すゴードン氏に、MLTを紹介したのです。
MLTは昨年、DLNRのレガシー・ランズ・コンサベーション・プログラムからの補助金、767,976ドルを受けることにより、土地購入のゴールに向けて大きく飛躍しました。
「767,976は、私が生きている限り、忘れることのない数字です」とハーゼ氏は言います。
マウイ郡のファンド（Open Space, Natural Resources, Cultural Resources andScenic ViewsPreservation）からの480,000ドルを受理したMLTは先週月曜日、正式にゴードン氏から土地の所有権を譲り受けました。
「MLTが完全なる所有権を有するのは、この土地が初めのことです。」とハーゼ氏は語ります。「今回、具体的な成果をあげることができて、とてもうれしく感じます」
MLTは、2006年にモロカイの土地を維持、回復するために設置されました。カワイカプの他に、MLTは島西端の土地、1,695エーカーを99年間リースしています。
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オリジナル記事 ds
Wednesday, December 9, 2009 By Dan Murphy
Original Source Copyright (c) Molokai Diapatch Newspaper
Japanese Translation Copyright(c) Lokahi Creations Co.,Ltd.
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