Dispatch新聞 2011/01/05 号


<モロカイよ、強くあれ>
昔からモロカイ島は、祈りの力が強い人々の島として知られてきました。
近年では、さまざまな開発計画を退け、昔ながらの生活スタイルを維持してる島として認識されています。
そんなモロカイ島では昨年、予算カットの煽りを受けて吸収合併されそうになったマウナロア・スクールが、コミュニティなどの活動のおかげで今後も継続されてることが決定しました。
ベテラン(退役軍人)・センターへの建築許可が下りないなか、ベテランたちは政府関連局に立ち向かい、センター建築の夢を決してあきらめることなく戦い続けています。
逆境に立ち向かいながら、これからもモロカイ島は強くあり続けていくことでしょう。
 
<2010年後半のモロカイ>
7月
※75周年を祝うキロハナ小学校
2010年は、キロハナ小学校が75周年を祝った年でした。
記念パーティーには400名もの卒業生や元教員などが集い、同校の75周年を祝いました。
 
※風力発電基地に反対
モロカイの農場主たちは、モロカイ島のモオモミ・アナハキ地区での風力発電基地建設に反対し、両地域を建築不可地域へ認定するように当局に求めました。
その結果、2010年12月、政府は農場主たちの要望に応える決定をくだしました。
 
※フェリー施設修復工事に賛否両論
400万ドルをかけたカウナカカイ湾のフェリー施設修復工事に対して、島民の意見は分かれました。
修復工事にはフェリー乗り場のトイレや待合室の工事が含まれていますが、これらの必要性を問う声も。
 
※家路の舗装
ホオレフアのイースト・モオモミ・ロードが舗装され、地域住民であるIrene Kaahanui氏は家路へのドライブが楽しみになったと話します。
今回の舗装工事は、住民の数十年にも及ぶ働きかけと、DHHLと地域農場主の相互協力によって実現しました。
 
※HI Finest、地元モロカイ島へ
モロカイ島出身のPaulele Alconが、アパレル・音楽のプロモーション会社であるHI Finestを地元モロカイ島へ移してきました。
現在ではShack Waikikiやオアフのほかの地域からプロモーション活動を行っていますが、Alconは父が持つ保険会社の事務所(モロカイ島)に小さなオフィスを設けて、モロカイ島民に情報などを提供しています。
 
8月
※ホクレアの航海長を讃える
ハワイ州内外からのメンバーから成るクルーがホクレア(カヌー)に乗り込み、故Mau Piailug氏を讃えてハワイ諸島を周りました。
ホクレアの処女航海で航海長を務めた同氏は、ポリネシアの伝統的航海法を甦らせた人物。
「私たちに多くを授けてくれたMau氏を讃えて」と、ホクレアの航海長の一人であるMel Paoa氏は言います。
 
※MECO、電気料金値上げへ
PUC(公益事業委員会)は2010年8月、MECO(マウイ・エレクトリック・カンパニー)に対して電気料金の暫定値上げの許可をおろしました。
MECOは2009年9月、9.7%の電気料金値上げの許可申請を行いましたが、PUCは暫定的な対応として、モロカイ、マウイ、ラナイでの電気料金3.3%の値上げを許可したものです。
 
※モロカイ・ミュール・ライドの危機
カラウパパのトレイルが土砂崩れのため閉鎖されて以来、ツアーを休止しているミュール・ライド。
そこへさらなる打撃が襲いかかりました。
モロカイ・ミュール・ライドのミュール3頭が毒草を食し、死んでしまうという惨劇が起こりました。
Horner氏は、一刻でも早いツアーの再開を願っていました。
 
※モロカイ住民、市長選に参戦
Sally Chowの名で知られているPatricia Hammond氏が、マウイ郡長選へ立候補しました。
郡長立候補者12名の中で、モロカイ住民は唯一Hammond氏のみ。
今回初めて立候補する同氏は、ほかの立候補者たちが選挙運動の中でモロカイ島について言及しないため、自身が立候補する必要性を感じたと話しました。
 
※モロカイのベテラン、裁判へ
いまだに下りないベテランセンターの建築許可に対して、モロカイのベテラン(退役軍人)たちがマウイ郡を訴えることを決定しました。
現在の水道管では火事に対処できないというのが許可が下りない理由。
ベテランたちは、8月6日までにセンターの建築許可が下りない場合、マウイ郡を相手に訴訟を提起する旨を明らかにしました。
 
9月
※コミュニティ・ヘルスセンター竣工式にVIP参加
2010年9月、新コミュニティ・ヘルスセンター(旧パウハナ・イン)の竣工式に、同センターの役員、地元住民、州政治家などが参加しました。
参加したVIPのなかにはリングル知事やアカカ議員の姿も見られ、当初の計画に比べ、盛大な竣工式になったとか。
 
※カラウパパ、牧師の死を悼む
カラウパパにあるアッシジ聖フランシスコ教会のFelix Vandebroek牧師が、8月28日に自宅で亡くなっているところを発見されました。
ベルギー出身でありながら、50年以上もの歳月をハワイで暮らしてきた同牧師。
同牧師の教区民であるカラウパパの住民は、「牧師がいなくなると、とても寂しくなります」などの言葉を残しました。
 
※モロカイの学校、ベンチマークに到達
マウナロア、クアラプウ、カウナカカイ小学校が、AYP(教育改善指標)のベンチマークに見事に到達しました。
キロハナ・スクールはテストの成績が下がったため、AYP達成には至りませんでした。
モロカイ・ミドル・スクール、モロカイ高校も、AYP達成ならずです。
 
※モロカイ牧場、マウイ郡、水問題に終止符
モロカイ牧場が今後もモロカイ島中部および西部での水供給事業、汚水処理を継続するということで、モロカイ牧場とマウイ郡とが合意に達しました。
今回のモロカイ牧場とマウイ郡との間の水問題は、約2年前にモロカイ牧場が水道事業から撤退する旨の発表を行ったことを受けてのことです。
 
※マウナロア小学校、閉校の危機を逃れる
予算カットのあおりを受け、マウナロア小学校が閉校される計画が持ち上がっていましたが、教育委員会は同校を継続していくことを決定しました。
 
10月
※コミュニティ・プランの改定
モロカイ・コミュニティ・プラン(地域社会計画)改定に伴い、マウイ郡開発計画局が一般の声を募るべくワークショップを開きました。
ワークショップでは、モロカイ島が抱える諸問題、目標などが話し合わせました。
 
※ウィメンズ・ヘルスセンター、分娩に携わり25年
モロカイ総合病院の裏手駐車場横に位置するウィメンズ・ヘルスセンターが、モロカイ島の女性たちに様々なケア・サービスを提供してきて25年。
同センターの助産師たちは、モロカイ島の人口の20%に相当する赤ん坊をモロカイ島で取り上げてきています。
 
※小さなリーダーたち
5日間におよび行われたYouth Visioningプロジェクトで、モロカイの小学生、中学生たちが10年後のモロカイ島の姿を語りました。
プロジェクトに参加した生徒たちは10年後に再び集い、今度は先輩として同プロジェクトに出席する予定です。
同プロジェクトは、アカウラ・スクールにより提供されました。
 
※代替エネルギー、制限値に達する
カウナカカイに続き、カラエ、クアラプウ、ホオレフアの一部の地域で、代替エネルギーの利用率が制限値に達しました。
ですが、2011年にはモロカイ島での代替エネルギーの制限値が見直される予定。
代替エネルギーを採用予定の島民に、希望の光が見えてきました。
 
11月
※選挙
2010年11月に行われた選挙の結果、Neil Abercrombie氏が新知事に、Alan Arakawa氏が新郡長に選ばれました。
 
※Aha Mokuカウンシルを導くモロカイ
古来ハワイの土地管理システムを監督するAha Mokuカウンシルのメンバーとして、ハワイ諸島から200もの代表者が集まり、今後の目標などについて話し合いました。
モロカイ島から参加した25名がこの会合の中心となり、話し合いは進められました。
同会合で他島の代表者は、土地管理に成功しているモロカイ島に賞賛を送りました。
 
※MOCの常務取締役、休職に
MOC(モロカイ・オキュペーショナル・センター)の臨時取締役会での訴えに基づき、取締役会は常務取締役であるGrant Sullivan氏を休職扱いにしました。
Sullivan氏はセクハラや不当解雇などを行い、職場環境を悪化させたとされています。
 
※カラウパパへの定期便、値下げ?!
パシフィック・ウィングは、カラウパパへの定期便航空料金の値下げを行うため、政府に補助金の申請を行いました。
片道50~60ドルのチケットが一時は約500ドルにも跳ね上がりましたが、補助金支給が決定すれば、片道60~80ドルへの値下げが実現します。
 
※カラウパパ・トレイル、開通
土砂崩れのため7ヶ月間閉鎖となっていたカラウパパのパリ・トレイルが、2010年11月に開通しました。
トレイルが閉鎖されている間は、ミュール・ライドなどの観光も中止。
ミュールたちが再びツアーを再開できるよう、トレーニングが行われました。
 
※歴史を作るファーマーズ
モロカイ高校女子バレーボール部が、初の州タイトルを勝ち取りました。
「多くのことをともに乗り越えてきた部員たちは、姉妹のような存在です」と部員は語りました。
 
※50年ぶりのフットボール試合
50年ぶりにモロカイ島でフットボールの試合が行われました。
USA Footballから2000ドルの補助金を受け取るなどして、フットボールのチームがモロカイ島で結成されました。
当面は、8人構成のチーム作りです。
 
12月
※コーヒー・オブ・ハワイ、原点へかえる
コーヒー・オブ・ハワイが、酒類の販売やレストラン・メニューの拡充によりビジネスを展開する計画をたてていましたが、地元住民から酒類販売への反対の声があがり、この計画を断念することにしました。
これにより、ギフトショップの閉店やエスプレッソ・バーの営業時間のカットを余儀なくされるとのこと。
地域住民は後に、酒類販売に反対したわけではなく、コーヒー・オブ・ハワイのビジネス計画の説明会が開かれるまで酒類販売許可をおろすことを反対しただけにすぎないことを明らかにしました。
 
※32年のキャリア警察官、今週リタイア
32年間、モロカイ島で警察官としてコミュニティに貢献してきたTimothy Timmy Meyer氏が、ついにリタイアしました。
同氏の警察官としての32年のキャリアは、モロカイ島では最長のもの。
 
※モオモミ・フィッシング・カレンダー
モオモミでの魚の乱獲を防止すべく、ポノ・フィッシング・カレンダー(Pono Fishing Calendar)が12月に出版されました。
10年間作られ続けてきたポノ・フィッシング・カレンダーは、費用や時間的な問題から、2010年で最後を迎えることになりました。
 
※Pasha、運送開始へ
PUCは12月2日、ヤング・ブラザーズからの抗議を退け、船運送会社であるPashaに対して、ハワイ諸島間運送の許可を追認しました。
同じく船運送会社であるヤング・ブラザーズは、Pashaの市場への参入を理由に大幅な料金値上げを行う可能性があり、その結果、島民は食料品などの値上げを余儀なくされます。
 

<スポーツ・ダイジェスト> 
今年50年ぶりに復活したモロカイ高校フットボール部は、マウイでのシーベリーとの3試合をすべて勝ち取りました。
ホームゲームとなった聖アンソニー戦は落としたものの、フットボール部の応援に駆けつけた島民は部の復活に沸きました。
女子バレーボール部がディビジョンⅡタイトルを勝ち取る一方、クロスカントリー部は男子女子ともに、MILを5位で終えるという快挙を成し遂げました。
エアーライフル部は、女子が総合1位、男子が総合5位の成績でMILを終えました。

<モロカイの一週間>
●1月6日木曜日
・ユース・イン・モーション 午後4時から
・ストレッチ&コンディショニング教室  於ミッチェル・パウオレ・センター 午前9時から
・Svaroopaヨガ教室  於クアラプウ・センター 午後5時15分から
・フラダンス教室  於プメハナ 午前10時から
・コミュニティ・チルドレンズ・カウンシル  於プメハナ 午後2時半から
・ウクレレ教室  於マウナロア 午前9時から
・カアノ・ミーティング  於MCC 午後4時から
・読み聞かせ  於図書館 午後2時半から
・ヨガ教室  於キロハナ・カフェテリア 午後2時半から
・ターボキック教室  於ナプウワイ・フィットネスセンター 午前6時から
・ヨガ教室  於ナプウワイ・フィットネスセンター 午後5時から
・禁酒会  於モロカイ総合病院 午後7時から
・アーチェリークラブ 屋内射会  於MPC 午後7時から
 
●1月7日金曜日
・ガールスカウト  於プメハナ 午後2時から
・アート&クラフトフェアー  於Imports Giftsとフレンドリー・マーケットの間の路地 午前9時から
・合気道教室  於カネミツベーカリー裏ソトミッション 午後5時から
・ウクレレ教室  於プメハナ 午前9時45分から
・Svaroopaヨガ教室  於プメナハ 午前7時45分から
・ファーマーズマーケット  於プメハナ 午前10時から
・匿名断薬会  於マニラ・キャンプ 午前11時から
・ナ・クプナ  於モロカイホテル 午後4時から
・ホットブレッド・ミーティング、AAミーティング  於パビリオン 午前9時から
・アクティブ・ヴィンヤサ・ヨガ  於オーシャンサイド・リトリート・センター 午前11時から
 
●1月8日土曜日
・ウォーシップ&プレーヤー・ウォッチ  於図書館 午後3時から
・ユース・イン・モーション 午後1時から
・アート&クラフトフェアー、ファーマーズマーケット  於図書館前 午前中
・AAミーティング  於カハレポマイカイ・オフィス上階 午後5時半から
・アクティブ・ヴィンヤサ・ヨガ  於バハイ・センター 午前9時から
・ヨガ教室  於東部ビーチ 午前10時半から
 
●1月9日日曜日
・匿名断薬会  於カハレポマイカイ・センター 午後5時半から
・ヨガ教室  於東部ビーチ 午前10時半から
・メディテーション・クラス  於ソトミッション 午後5時から
 
●1月10日月曜日
・ヨガ教室  於キロハナ・リソースセンター 午後2時から
・アート&クラフトフェアー  於Imports Giftsとフレンドリー・マーケットの間の路地 午前9時から
・Svaroopaヨガ教室  於プメナハ 午前7時45分から
・ウクレレ教室  於プメハナ 午前9時45分から
・クロスフィット教室  於ナプウワイ・フィットネスセンター 午前5時から
・アイナモモナ・グローワーズマーケット  於MCSC裏 午後2時から
・ターボキック教室  於ナプウワイ・フィットネスセンター 午後5時から
・合気道教室  於カネミツベーカリー裏ソトミッション 午後5時から
・アルアノン・ミーティング  於グレース聖教会 午後5時半から
・匿名断薬会  於モロカイ総合病院 午後7時から
 
●1月11日火曜日
・ユース・イン・モーション 午後4時から
・ウクレレ教室  於マウナロア 午前9時から
・ストレッチ&コンディショニング教室  於ミッチェル・パウオレ・センター 午前9時から
・ターボキック教室  於ナプウワイ・フィットネスセンター 午前6時から
・ヨガ教室  於ナプウワイ・フィットネスセンター 午後5時から
・Svaroopaヨガ教室  於プメナハ 午後5時15分から
・ホットブレッド・ミーティング、AAミーティング  於パビリオン 午前9時から
 
●1月12日水曜日
・ヨガ教室  於キロハナ・リソースセンター 午後1時15分から
・読み聞かせ  於図書館 午後6時半から
・フラダンス教室  於プメハナ 午前10時から
・アルアノン・ファミリー・グループ  於カウナカカイ教会 午後1時半から
・クロスフィット教室  於ナプウワイ・フィットネスセンター 午前5時から
・ウクレレ教室  於プメハナ 午前9時から
・アイナモモナ・グローワーズマーケット  於MCSC裏 午後2時から
・ターボキック教室  於ナプウワイ・フィットネスセンター 午後5時から
・合気道教室  於カネミツベーカリー裏ソトミッション 午後5時から
・禁酒会  於カハレポマイカイ・オフィス 午後5時半から
・カウナカカイ・コミュニティーラーニングセンター  於同校コンピューターラボ 午後5時半から
・ピックアップサッカー  於カウナカカイ野球場 午後7時から
・アクティブ・ヴィンヤサ・ヨガ  於バハイ・センター 午後5時から
・アハフイ・カアフマヌ・チャプターⅧミーティング  於カラニアナオレ・ホール 午後3時半から
・読み聞かせ  於図書館 午後6時半から

<不動産情報>
・ケプヒ・ビーチ・リゾート 2204
1ベッドルーム1バスルーム 上層階角部屋 ケプヒ・ビーチ・リゾート 565平方フィート 225,000ドル

<ホテルモロカイライブ情報>
Liveスケジュール (日~木)18:30~20:30 (金)16:00~22:30 (土)18:00~21:00
1/6 Eddie Tanaka, Rick Schonely & Friends
1/7 Na Kupuna 4 - 6 p.m.  Mobettah 6pm - 10:30 p.m.
1/8 Lono
1/9 Aki Ohana
1/10 Nahenahe
1/11 Nani & Bertha
1/12 Pili Pa’a
 
 
 
 

Love MOLOKAI

ハワイ州モロカイ島の総合案内所。 Since 1999

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