Lanikaula ラニカウラ 偉大なモロカイ島のKahuna

モロカイ島、東へ車を走らせると、東15-16マイルの間、右手にPahoku Ranchという牧場があります。その敷地の一番奥に、ククイの森(Kukui Grove)があります。

そのククイの木の下には、モロカイ島の偉大なKahuna(カフナ=ハワイ語。日本語で言うところの預言者、スピリチュアルな人)、Lanikaula(ラニカウラ)が眠っています。

このLanikaula伝説はなかなか面白いのです。

Lanikaulaのエネルギーパワーはとてつもなく強力でした。
だから、彼自身、彼の存在やスピリチュアルパワーを羨む人が多く存在していることも自ずと知っていました。
そのパワーは、彼の排泄物にですら宿っています。

だから、Lanikaulaは、毎日、東の海岸沿いに見えるカメの形をした、Mokuho'oniki島にカヌーで出向いて、用を足し、おっきいほうのウ◎コを、さつまいも畑の土に埋める、、という日々を送っていました。

そこへ、隣の島、ラナイ島のKahuna、Kaweloが登場し、Lanikaulaの後をこっそり付回します。そして、LanikaulaがMokuho'oniki島でウ◎コをして、それを隠している姿を発見してしまうのです。

そこで、KaweloはMokuho'oniki島に使者を送り、Lanikaulaのウ◎コを持ち帰らせます。

そのウ◎コを火の中にいれ、呪いの呪文をかけて、Lanikaulaをこの世から消してしまったのです。そのとき、ラナイ島全体が大きな火に包まれたそうです。
ウ◎コひとつで、そんなに大きなパワーを秘めていたのです。ラニカウラ。

だから、ラナイ島のKahuna、 Kaweloも、真っ向かラニカウラに挑んでも無駄であることをわかっていたが故の、ウ◎コ持ち帰り事件へと発展したのです。
ラナイ島が大きな火の海に包まれたとき、Lanikaula本人は、それが自分への呪いの儀式であることをすぐに察知し、死のときが近づいていることを理解しました。
そして、側近であり息子でもあった一人に、亡骸を誰にもわからないところに埋めて隠すように指示をして、この世を去りました。

亡骸からでもエネルギーパワーが秘められていて、そのエネルギーが悪用されることをLanikaulaは阻止したかったのです。
そして、息子は、東の端の、Mokuho'oniki島が見える場所に、Lanikaulaの亡骸をうめ、そこに、(今ではモロカイ島の木にもなっている)ククイの木を植えたのです。

今ではそこを訪れる人は、新しいククイの苗を植え、Lanikaulaをリスペクトするとともに、ククイの木を増やすことにも率先的に活動しています。
 

Love MOLOKAI

ハワイ州モロカイ島の総合案内所。 Since 1999

0コメント

  • 1000 / 1000